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冷凍保存できる夏野菜|なす・トマト・ピーマンを無駄にしない凍らせ方

キッチンの作業台に、冷凍用保存袋に入ったなすの輪切り・丸ごとトマト・細切りピーマン・とうもろこしの実が並び、袋に日付が書かれているシーン キッチン用品
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なす・トマト・ピーマン・きゅうり・とうもろこし・かぼちゃは、6種とも家庭で冷凍できます。きゅうりだけは塩もみして和え物用に、残りの5種は凍ったまま加熱料理に使うと失敗しにくくなります。

いちばんラクなやり方なら、工程は「洗う・拭く・袋へ」の3つだけ。なすやトマトは、包丁を出さずに終わります。

10月に入ると、家庭菜園の最後の収穫で秋なすやピーマンがまとめて採れたり、片付け前に残りを摘み取ったりする時期ですよね。この記事のやり方は、旬の終わりに一気に増えた夏野菜にもそのまま使えます。

フルタイムで働きながら子育て中で、もともと料理が苦手なわたしも、以前は「冷凍すると味が落ちそう」と迷って、野菜室でしなびさせていた側でした。だからこそ、疲れた日でも手が動く順番で整理していきます。

夏野菜は冷凍保存できる?6種の向き不向きと結論

6種とも冷凍できる。ただし「解凍後の姿」がそれぞれ違う

結論として、今回の6種はどれも冷凍できます。

ただし、冷凍すると生のときとは別の食材になると思っておくのが大切です。どう変わるかで、凍らせ方と使い道が決まります。

野菜冷凍前の下ごしらえ向いている使い道解凍後の状態
なす丸ごと/切って/加熱してから煮びたし・煮込み・麻婆なすやわらかくなり、皮はコリッとしやすい
トマト丸ごと/ざく切り/刻みスープ・ソース・カレー水っぽくなる(凍ったまますりおろす食べ方は可)
ピーマン切って生のまま炒め物・スープシャキッと感がやわらぐ
きゅうり薄切りにして塩もみ酢の物・和え物ポリポリ感は弱まり、しんなりする
とうもろこし加熱して実をそぐスープ・炒め物・混ぜごはん粒のまま使える
かぼちゃ生で切る/加熱してつぶす煮物・スープ・サラダほくほく感は残りやすいが水分が出ることも

きゅうりだけは加熱せずに和え物で使うのが基本です。それ以外の5種は、加熱料理で使うと失敗が少なくなります。

なぜ解凍すると水っぽくなるのか

なすやトマトは、とても水分の多い野菜です。ピエトロのwebマガジンでは、なすの約93%が水分だと紹介されています。

凍らせると、この水分が氷の粒になって細胞を壊します。ゆっくり解凍すると水が抜けて、ぐにゃっとした食感になりがちです。

逆にいえば、凍ったまま鍋やフライパンに入れれば、水が出きる前に火が通ります。これが「凍ったまま使う」の理由です。

冷凍は味が落ちる?「劣化」ではなく「下ごしらえ」と考える

わたしは長いあいだ、冷凍は味が落ちるから最終手段だと思っていました。

でも仕組みを知ってから、見方が変わりました。繊維が壊れた夏野菜は、味がしみやすく、火が早く通る「下ごしらえが半分済んだ食材」なんです。

同じ鍋・同じだしで煮びたしを作ったとき、凍ったまま入れたなすのほうが、生のなすより早い段階で色がなじんでいきました。ここで「冷凍=妥協」という思い込みが外れました。

ただし、冷凍そのものに向かない食材もあります。何が向かないかは冷凍できない・作り置きに向かない食材のリストにまとめています。

冷蔵で持たせるか、冷凍に回すかの線引き

迷ったときのわたしの基準は、「次の買い物までに使う予定が具体的にあるか」です。

献立に名前が入っている分だけ冷蔵、名前が入っていない分はその日のうちに冷凍。「たぶん使う」は冷凍側に入れる、と決めてから、野菜室で野菜を溶かすことがなくなりました。


野菜だけでなく肉も含めた下ごしらえの冷凍は、野菜と肉で変える下ごしらえの冷凍の手順で分けて書いています。

なすの冷凍保存はどうする?丸ごと・切って・加熱しての3通り

丸ごと冷凍がいちばん手軽

なすは丸ごと生のまま冷凍してOKです。なすは丸ごとでも、切ってからでも冷凍できます。

  • 洗って、水気をしっかり拭き取る
  • 1本ずつラップで包む
  • 冷凍用保存袋に入れ、空気を抜いて閉じる

ヘタは解凍後に取れるので、付けたままで大丈夫です。疲れた夜はこれ一択でいいと思います。

切ってから冷凍するなら「輪切り・棒状」

使い道が決まっているなら、切ってから冷凍すると平日がもっとラクになります。

ピエトロの記事では、切ったなすを10分ほど水にさらしてアク抜き(えぐみや変色のもとを水に逃がすこと)をし、水気を拭いてから冷凍する方法が紹介されています。

乱切りより輪切りや棒状のほうが早く凍り、食感の変化が気になりにくい傾向があります。迷ったら薄めの輪切りにしておくと、煮物にもみそ汁にも回せます。

加熱してから冷凍すると食感が残りやすい

もとの食感をなるべく残したいなら、ピエトロの記事にある電子レンジの方法があります。

  • なすを洗い、ヘタを取る
  • 耐熱皿にのせて、ふんわりラップをする
  • 600Wで2分30秒加熱する
  • 粗熱(あらねつ)を取り、1本ずつラップで包んで袋に入れる

同じ記事では、ヘタを付けたままレンジ加熱すると、中の水分がふくらんで破裂するおそれがあると注意されています。

生の丸ごと冷凍は「ヘタ付きでいい」のに、レンジ加熱の前は「ヘタを取る」。ここは混ざりやすいので気をつけてくださいね。加熱時間はレンジの機種で差が出るので、様子を見て調整しましょう。

焼きなすや素揚げにしてから冷凍する方法もありますが、平日に油を出すのはわたしにはハードルが高すぎるので、気力がある週末だけの選択肢と割り切っています。


冷凍なすの使い方は?凍ったままと半解凍、炒め物に向く?

切って冷凍したなすは「凍ったまま」鍋へ

カットして冷凍したなすは、解凍せずにそのまま加熱するのが基本です。

ピエトロの記事では、溶けかけて表面に水がついていると、加熱したときに油がはねやすいと注意されています。冷凍庫から出したら、すぐ鍋へ入れましょう。

丸ごと冷凍したなすは「半解凍で切る」か「レンジで一気に」

1つめは、ピエトロの記事にある半解凍で切る方法です。ラップのまま600Wで30秒ほどを目安に温め、刃が入らなければ10秒ずつ追加します。

2つめは、解凍と加熱を同時に済ませる方法です。1本あたり600Wで2分30秒〜3分ほどが目安で、そのまま手で裂けば蒸しなすになります。

凍ったまま炒める?半解凍で炒める?わたしの使い分け

同じフライパン・中火で両方やってみると、違いがはっきり出ました。

輪切り冷凍を凍ったまま入れると、最初にジュッと水が出ます。そのぶん、たれを入れて煮詰める料理だと、なすが味をよく吸いました。

丸ごと冷凍を半解凍で切ってから炒めると、水はまな板の上で先に出てしまうので、炒め始めは静かで形も残りやすい印象です。

そこで今は、麻婆なすやみそ炒めのように「煮詰める炒め物」なら凍ったまま、形を残したい焼き物なら半解凍と決めています。

炒め物に向かないという情報もあるけれど

冷凍なすは水分が出るので、炒め物には向かないという見方もあります。一方、ふるさと納税サイト「ふるなび」の記事では、煮物や炒め物におすすめと書かれています。

わたしの答えは、「水分を飛ばしながら長めに炒める料理ならOK、さっとシャキッと仕上げたい料理には不向き」です。なお皮のコリコリが気になるときは、皮の表面に斜めの切り込みを入れておくとやわらぎます。


トマトの冷凍保存は丸ごと?刻む?使い道で選ぶ方法

丸ごと冷凍は「ヘタあり・なし」どちらでもできる

カゴメの管理栄養士チームの解説では、ヘタを取って1個ずつラップで包み、ヘタ側を下にして冷凍用保存袋に入れる方法が紹介されています。

一方、コープ・生協の宅配コラムでは、ヘタを付けたまま丸ごと袋に入れる方法が紹介されています。包丁を持ちたくない日は、ヘタ付きのまま袋へ入れて大丈夫です。

刻んで平らに凍らせると「折って使える」

ソースや煮込みのベースにするなら、カゴメの解説にある、粗めのみじん切りを袋に入れて平らにならす方法が便利です。必要な分だけパキンと折って使えます。

袋の上から定規などで1回分のしるしを付けておくと、使う分だけ折って取り出せます。平日の夜に「あとは鍋に入れるだけ」を作れるので、未来の自分への差し入れのような感覚です。

ざく切り・ミニトマトは「ばらばら」と「水気」がコツ

ざく切りは重ねたまま凍らせると固まってしまうので、できるだけばらばらにして冷凍庫に入れるのがポイントです。熟しすぎたものは水分が出やすいので、ある程度かたさのあるものが向いているそうです。

ミニトマト農家の方が運営する「渥美半島とまとランド」の記事では、ヘタを取って洗い、キッチンペーパーで水気をしっかり取ってから凍らせることが大切だと解説されています。重ならないよう並べて空気を抜くと、冷凍焼け(冷凍庫の中で乾燥して表面がパサついたり変色したりすること)を防ぎやすくなります。

冷蔵と冷凍、どこで線を引く?

カゴメの解説によると、トマトは冷やしすぎると甘みを感じにくくなる野菜で、冷蔵での日持ちは10日ほどとされています。

わたしは「数日以内にサラダで食べる分は冷蔵、それ以外は早めに冷凍」と線を引いています。食べ方で分けると、毎回迷わなくなりました。


冷凍トマトはどう使う?皮むき・煮込み・ひんやりアレンジ

凍ったまま水につけると皮がむける

丸ごと冷凍のうれしいところは、皮むきがとてもラクになることです。カゴメの解説でも、凍ったまま水につけるだけで簡単に皮がむけると紹介されています。

湯むき(熱湯にくぐらせて皮をむくこと)の、お湯を沸かして冷水を用意して…という段取りがまるごと消えます。

実際にやると、水につけてすぐ皮の端がめくれはじめ、あとは引っぱるだけでした。ただ中まで凍っていて包丁はすぐには入らないので、むいたらそのまま鍋に入れるのがいちばんラクです。

煮込み料理は凍ったまま入れて時短に

カゴメの解説によると、冷凍トマトはすぐに煮崩れて味がなじみやすいので、スープや煮込みの時間を短くできるそうです。

  • 鶏肉と一緒に、あっさりスープに
  • 刻んだものを炒めて、キーマカレーのベースに
  • オリーブオイルとにんにくで煮詰めて、トマトソースに

トマトソースは製氷皿で凍らせてキューブにすると、調味料のように使えるとコープのコラムで紹介されています。

生食には向かないけれど「ひんやり」なら活きる

冷凍トマトは解凍すると水っぽくなるので、サラダには向きません。

カゴメの解説では、凍ったまま粗くすりおろしてシャーベットのように食べたり、めんつゆと混ぜてそうめんのつけだれにしたりする方法が紹介されています。

ミニトマトを丸ごと凍らせてはちみつをかける食べ方も紹介されていますが、満1歳未満の赤ちゃんには、はちみつを食べさせないでください。カゴメの記事でも注意として明記されています。

フライパンの上で、冷凍した細切りピーマンと豚肉を凍ったまま炒めている湯気の立つシーン
※画像はAIによるイメージ

ピーマンの冷凍保存は生のまま切るだけでいい?

ピーマンは「切って生のまま」が基本

ピーマンは、わたしが試した範囲では、生のまま切って凍らせるだけで十分に使えました。

  • 洗って水気を拭き取る
  • 縦半分に切って、ヘタと種を取る
  • 細切りや乱切りなど、よく使う形に切る
  • 冷凍用保存袋に入れ、平らにして空気を抜く

なすのようなアク抜きもないので、6種のなかではいちばん「疲れた日向き」の冷凍だと感じています。

なぜピーマンは扱いやすいのか

ピーマンは中が空洞で、なすやトマトほど実に水分を抱え込んでいません。

そのため、凍ったまま炒めても、なすのように最初にどっと水が出る感じが少なめでした。平らに凍らせておけば、袋の上から手でほぐすだけで必要な分を取り出せます。

冷凍前後で食感はどう変わった?

ここは期待しすぎないほうがいいポイントです。

生のピーマンを炒めると噛んだときに「シャキッ」と音がしますよね。冷凍したものを凍ったまま炒めると、その音がほぼしなくなり、歯ごたえは「しんなり」寄りになりました。

ただ、豚こまと焼き肉のたれで炒めた日は、家族の誰も気づきませんでした。たれに絡める料理やカレーの具なら十分です。肉詰めや生でかじる料理には、生のほうを使っています。

冷蔵か冷凍かの判断と、パプリカの扱い

ピーマンは冷蔵でも比較的持つほうなので、わたしは「今週の献立に入っていない袋は冷凍」と決めています。袋入りでまとめて買うと最後の数個が残りがちなので、残りの分を切って凍らせるだけです。

赤や黄色のパプリカも同じ考え方で扱えます。凍ったまま少しずつ足せるので、彩りがほしいときに便利です。お弁当に入れる場合は、必ず加熱してから使いましょう。


きゅうりは冷凍できる?塩もみが必要な理由と使い道

生のまま凍らせると「ぶよぶよ」になりやすい

きゅうりは水分がとても多いため、生のまま凍らせると、解凍したときにぶよぶよした食感になりやすい野菜です。

そこでわたしがやっているのが、薄切りにして塩もみしてから冷凍する方法です。塩もみとは、塩をふって手で軽くもみ、水分を外に出すことです。

塩もみ冷凍の段取りと「絞り」の見極め

  • きゅうりを洗って、できるだけ薄い輪切りにする
  • 塩を少しふって軽くもみ、表面に水がにじんでくるまで置く
  • 出てきた水分を、手のひらでぎゅっと絞る
  • 冷凍用保存袋に平らに入れ、空気を抜く

塩の量は、ふだん浅漬けを作るときよりやや控えめから始めて、味を見て調整してください。冷凍後に食べたとき、思ったよりしょっぱく感じることがあったからです。

いちばん大事なのは、絞りを甘くしないことです。水が残ったまま凍らせると袋の中で板のように固まり、ほぐすのに苦労しました。絞ったあと手を開いて、きゅうりがしんなりまとまっていれば十分です。

解凍後は「和え物用」と割り切る

塩もみきゅうりは冷蔵庫で自然解凍し、水気を軽く絞ってから使います。

  • わかめと合わせて酢の物に
  • ツナやごまと和えて副菜に
  • ポテトサラダの具に

わたしは最初「サラダに使おう」と思って期待外れでした。でも「下味つきの和え物素材」と考えたら一気に使いやすくなりました。

きゅうりの冷凍が向いている人・向いていない人

  • 向いている人:酢の物や和え物をよく作る人、家庭菜園で採れすぎる人
  • 向いていない人:サラダや丸かじりで食べることが多い人

サラダ派の方は、冷凍するより、使い切れる本数だけ買うほうが合っているかもしれません。


とうもろこし・かぼちゃの冷凍保存は?加熱するか生のままか

とうもろこしは「加熱して実をそぐ」と使いやすい

わたしは、とうもろこしは加熱してから冷凍しています。

ゆでるか電子レンジで加熱し、粒が鮮やかな黄色になって、つまむとふっくら弾力が出るまでを目安にします。レンジの時間は本数や機種で変わるので、時間より見た目で判断するほうが失敗しませんでした。

粗熱が取れたら包丁で実をそぎ落とし、袋に平らに入れます。凍ったままパラパラ取り出せるので、スープや炒め物、混ぜごはんで「ちょっと黄色を足したい」場面で活躍します。

とうもろこしは「冷たいまま」より「温めて」がおいしい

意外だったのは、温度で甘さの感じ方が変わることです。

解凍しただけの冷たい粒をサラダにのせたときは、甘みが控えめに感じました。凍ったままコーンスープや炒め卵に入れて温めると、粒がぷちっとはじけて甘みもしっかり感じられました。それ以来、とうもろこしは温かい料理専用にしています。

芯付きのまま冷凍する方法もありますが、場所を取るうえに使うとき結局そぐ工程が残るので、わたしは実だけにしています。

かぼちゃは「生で切る」か「加熱してつぶす」

  • 生のまま切って冷凍:種とワタ(中のふわふわした部分)を取り、ひと口大に切って袋へ。凍ったまま煮物やスープに
  • 加熱してつぶして冷凍:やわらかくしてつぶし、平らにして袋へ。スープやサラダにすぐ使える

かぼちゃは「どちらで凍らせるか」で料理が変わった

生のまま切って凍らせたかぼちゃを煮物にしたら、角が早めに崩れて、煮汁に少し溶け出しました。煮崩れが気にならないみそ汁やスープなら、むしろとろみが出てちょうどいい印象です。

つぶして凍らせたものは、温めた牛乳やコンソメに入れるとすぐなじみました。そこで今は、形を見せたい煮物には生のかぼちゃ、スープやサラダにはつぶして冷凍と分けています。

それに、わたしが毎回くじけるのは冷凍そのものではなく、かたい皮に包丁を入れる瞬間です。カット済みのかぼちゃや市販の冷凍かぼちゃに頼るのも、切る工程を消す立派な段取りだと思っています。


冷凍した夏野菜の保存期間はどれくらい?品目別の目安

出どころを示せる目安

冷凍した夏野菜の保存期間は、紹介している情報によって幅があります。今回確認できたのは、なすとトマトの目安です。

野菜・冷凍方法保存期間の目安出どころ
なす(生のまま冷凍)約1か月ピエトロの記事、ふるなびの記事
なす(揚げてから冷凍)2週間ほどピエトロの記事
トマト約1カ月カゴメの解説

表を言葉にすると、なすは生のまま冷凍すると約1か月が目安です。揚げてから冷凍した場合は2週間ほどになります。

トマトは冷凍で約1カ月が目安です。冷蔵なら10日ほどとされています。

ピーマン・きゅうり・とうもろこし・かぼちゃはどう考える?

この4品目は、ここで出どころを示して言い切れる目安がありません。そこでわたしは、見つけた中でいちばん短い目安に合わせることにしています。

チラシアプリ「Shufoo!プラス」の野菜の冷凍を扱った記事では、冷凍野菜の保存目安を1週間としています。上の表よりずっと短めですが、わたしはこの4品目を1週間で使い切る量だけ冷凍するルールにしました。

1週間で使い切れる量と考えると、きゅうりなら和え物数回分、とうもろこしならスープや炒め物に足す数回分くらいに自然と絞れます。結果として、冷凍庫の奥で忘れる袋がなくなりました。

目安が違うのは「前提」がそれぞれ違うから

同じ野菜でも、紹介している記事によって目安に幅があります。わたしもこれを見つけたとき、かなり戸惑いました。

開け閉めの回数、詰め込み具合、袋の空気の抜け方などで、冷凍焼けの進み方は変わります。どの記事の数字も、それぞれの前提での目安で、「どの家庭でも同じだけ持つ」という約束ではないと受け止めておきましょう。

下味を付けて冷凍した場合の日持ちは冷凍作り置きの日持ちと下味冷凍のコツにまとめてあります。

少しでも異常を感じたら、食べずに捨てる

冷凍していても、劣化が止まるわけではありません。

表面が白っぽく乾いている、においがおかしい、色が明らかに変わっている、解凍したら糸を引くなど、少しでも異常を感じたら、食べずに捨ててください。

逆に、見た目やにおいに異常がないからといって「食べても大丈夫」という判定にはなりません。日付を過ぎたもの、迷ったものは捨てる。これが家族を守るいちばん確実な線引きです。


解凍したあとの見分け方は作り置きの劣化サイン早見表が目安になります。

夏野菜の冷凍保存を続けるコツは?疲れた日でも回る段取り

買ってきた日・採れた日に「使わない分だけ」袋へ

いちばん大事なのはタイミングです。ピエトロの記事によると、なすは夏場に常温で置くと2日ほどで鮮度が落ちてしまうそうです。

「週末にまとめて」と思っているうちに、しなびてしまうんですよね。だから買ってきた日、採れた日に、使い切れなさそうな分だけを冷凍庫へ。丸ごとなら、ラップと袋だけで終わります。

袋はマチなしの平らなタイプが、立てて並べやすくて使いやすいです。1回分ずつ小分けにするなら、ジップロックのフリーザーバッグMくらいの大きさが扱いやすいです。

気力レベル別・どこまでやるかの決め方

  • 気力ゼロの日:なす・トマトを丸ごと袋へ。包丁は出さない
  • 少しだけ気力がある日:ピーマンを細切り、なすを輪切りにして袋へ
  • 気力がある週末:トマトを刻んで平らに、なすをレンジ加熱、とうもろこしの実をそぐ、きゅうりを塩もみ

全部やる必要はありません。「今日はゼロの日だから丸ごとでいい」と自分に許可を出すだけで、冷凍庫を開けるハードルがぐっと下がります。

袋には「日付・中身・使い道」の3つを書く

  • 冷凍した日付と中身を油性ペンで書く
  • 「麻婆用」「スープ用」と使い道まで書く
  • 冷凍庫の手前に「早く使う袋」をまとめて立てておく

使い道まで書くようにしてから、平日の夜に袋を見て献立が決まるようになりました。冷凍庫が、ちょっとした献立表の代わりになってくれます。

ラベルの貼り方そのものはマスキングテープで管理する保存方法で詳しく書いています。

平日の夜は「冷凍野菜+肉+市販の調味料」で1品に

  • 冷凍なす+ひき肉+市販の麻婆なすの素
  • 冷凍トマト+鶏肉+コンソメでスープ
  • 冷凍ピーマン+豚こま+焼き肉のたれで炒め物
  • 冷凍とうもろこし+卵+塩で炒め卵

どれも「野菜を切る」工程が消えています。わたしが心折れるのは帰宅してすぐ包丁とまな板を出す瞬間なので、ここが消えるのは本当に大きいです。

加熱してから冷凍する工程は、自動調理鍋のような家電に任せる方法もあります。下ごしらえする元気すらない日は、市販の冷凍野菜やミールキットに頼るのも立派な選択肢です。


まとめ|夏野菜の冷凍保存は「使い道から逆算」すれば無駄が減る

6種とも家庭で冷凍できます。きゅうりは塩もみして和え物用、それ以外は凍ったまま加熱料理に、と覚えておけば迷いません。

食感は変わりますが、それは劣化ではなく、味がしみやすく火が早く通る「下ごしらえ済みの食材」に変わったということです。

どこまでやるかは、その日の自分で決めてかまいません。

  • 包丁を出したくない日は、なす・トマトを丸ごと袋へ
  • 少し余裕がある日は、ピーマンやなすを切って袋へ
  • 週末に余裕があれば、トマトを刻む・なすを加熱する・とうもろこしをそぐ・きゅうりを塩もみする

保存期間は情報によって幅があるので、短い目安に合わせて量を決め、少しでも異常を感じたら食べずに捨てる。このルールだけ守れば、冷凍庫は旬の終わりの夏野菜の頼れる置き場所になってくれます。


よくある質問

一度解凍した夏野菜を、もう一度冷凍してもいいですか?

おすすめしません。解凍した時点で水分が出て食感が大きく落ちているうえ、再冷凍するとさらに品質が下がりやすくなります。最初から1回で使い切れる量に小分けしておくのが確実です。

冷凍庫が狭いときは、どの野菜から冷凍すればいいですか?

傷みやすく、場所を取らない形にできるものから優先するのがおすすめです。なすは常温だと鮮度が落ちやすいので早めに、トマトは刻んで平らにすると立てて収納できます。かぼちゃのようにかさばるものは、つぶして平らにすると場所を取りにくくなります。

秋なすや秋口のピーマンも、同じ方法で冷凍できますか?

はい、この記事の凍らせ方と使い方はそのまま使えます。家庭菜園の最後の収穫で一度にたくさん採れたときこそ、丸ごと冷凍や切って袋に入れるだけの方法が役立ちます。保存の目安と「異常を感じたら捨てる」のルールも同じです。

この記事を書いた人
杉本千夏

気力がゼロの日でも、食卓が回る。その形をお届けしたくて、このサイトをやっています。

毎日のお仕事と夕飯づくり、おつかれさまです。フルタイムで働きながら子育てをしている杉本です。もともと料理が苦手で、帰宅後の夕飯づくりに毎日絶望していました。凝ったことをやめて「どうにか今日を乗り切る」段取りだけを集めるようにしたら、少し楽になった気がします。

紹介する情報は、公式の表記や公開されている事例を確かめてから書いています。確かめられない数字は書きません。合わない方のことも、正直にお伝えします。

記事の中で「ここ違うのでは」と思われたら、ぜひ教えてください。

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