みじん切りが面倒でめんどくさい時の答えは、「放射状カットに切り方を変える」「まとめて刻んで冷凍する」「道具や市販品に任せる」の3つから、その日の気力で選ぶことです。
毎回がんばって包丁で刻む必要は、実はまったくありません。
わたし自身、仕事から帰ってきてハンバーグの玉ねぎを前に「今日はもう無理…」と何度も心が折れてきたので、この記事では気力ゼロの日でも回る「みじん切りとの付き合い方」を、切り方・道具・仕組みの3方向から整理していきますね。
みじん切りはなぜ面倒でめんどくさい?理由を3つに分解
結論から言うと、みじん切りが面倒なのは「工程が多い」「涙が出る」「散らかって洗い物が増える」という3つの負担が、一度に押し寄せる作業だからです。
「わたしが料理下手だから面倒に感じるのかな」と思っていた時期もあったんですが、分解してみたら、そもそも誰にとっても負担の大きい作業でした。
工程が多くて「終わりが見えない」
玉ねぎのみじん切りを例にすると、皮をむく→半分に切る→縦に細かく切れ目→横にも切れ目→端から刻む、と工程がとにかく多いです。
一般的な切り方では、横に寝かせた包丁で切れ目を入れる工程がとくに難関で、刃が引っかかったり、端がバラバラに崩れたりしがち。
料理家のきじまりゅうたさんも、レタスクラブの記事の中で、バラバラになって切りづらいことと、サイズが一定にならないことを、みじん切りの代表的な悩みとして挙げていました。
疲れている日ほど、この「細かい工程の積み重ね」が重くのしかかります。
涙が出るから、それだけで消耗する
玉ねぎを切ると涙が出るのは、切ることで細胞が壊れ、目や鼻を刺激する成分が空気中に広がるためと説明されています。
つまり涙は根性や慣れの問題ではなく、仕組み上どうしても起きること。
「泣きながら刻むのがつらい」と感じるのは当たり前で、対策も「冷やす」「よく切れる包丁を使う」「換気する」など、ちゃんと存在します。具体的なやり方は、この後の涙対策の章でまとめますね。
帰宅後の疲れた目に玉ねぎの刺激が直撃すると、作業そのもの以上に気力を削られる。ここも「みじん切りが嫌い」の大きな正体だと思っています。
散らかる・洗い物が増える・時間が読めない
みじん切りは、まな板から玉ねぎの破片が飛び散りやすく、終わったあとの拾い集めと片付けまでがセットです。
さらに人参のような固い野菜、マッシュルームのような小さい食材が混ざると、時間の見積もりがどんどん狂っていきます。
わが家でも、ミートソースの仕込みで「あと5分で終わるはず」が15分になり、その間に他の準備が全部止まる…という夜を何度も経験しました。
作業量そのものより「いつ終わるか読めない」ことが、夕飯全体の段取りを崩す。これがみじん切りの一番やっかいなところです。
みじん切りが面倒な日はどうする?「3つの選択肢」から気力で選ぶ
みじん切りがめんどくさい時の対処は、大きく分けて次の3つです。
- 切り方を変える:包丁のまま、工程の少ない「放射状カット」に切り替える
- まとめて刻んで冷凍する:刻む回数そのものを減らす仕組みをつくる
- 道具・市販品に任せる:チョッパーや冷凍カット野菜で工程ごと手放す
大事なのは、この3つを「どれが正解か」ではなく「今日の気力ならどれか」で選ぶことです。
気力レベルで選ぶと迷わない
ざっくりした目安はこんなイメージです。
- 気力が少しある日→放射状カットで、その日の分だけ刻む
- 余裕がある日→多めに刻んで冷凍ストックを仕込む
- 気力ゼロの日→冷凍ストックか市販のカット済みに頼る
「毎回その場で包丁で刻む」以外の道を持っておくだけで、みじん切りは急に怖くなくなります。
「毎回ゼロから刻まない」が仕組み化の第一歩
みじん切りの面倒くささは、1回の作業量よりも「毎回発生すること」にあります。
だから発想を変えて、刻む日と刻まない日を分けてしまう。
この考え方さえ持てば、あとは自分の生活に合う方法を選ぶだけです。ここから順番に、具体的なやり方を見ていきましょう。

包丁のまま楽になる「放射状カット」とは?やり方と2人の料理家の教え
包丁を手放さずに楽をしたいなら、答えは「放射状に切る」方法です。
2人の料理家がそれぞれの媒体で紹介している切り方で、定番のやり方から一番の難関工程をごっそり減らせます。
手順を先にまとめると、たったこれだけです。
1. 玉ねぎを縦半分に切る
2. 繊維に沿って、放射状(扇形に広がる向き)に切れ目を入れる
3. 端から刻む
定番のやり方にある「包丁を寝かせて横に切れ目を入れる」工程が、そもそも存在しません。
きじま式:放射状に切れ目→端から刻むだけの「2アクション」
料理家のきじまりゅうたさんがレタスクラブやYouTube「きじまごはん」で紹介している方法は、半分に切った玉ねぎに放射状の切れ目を入れて、あとは端から刻むだけ。
記事内では2アクションだけでできる切り方として紹介されています。
玉ねぎは放射状に繊維が走っているので、繊維に沿って刃を入れるのがポイントなのだそう。
繊維が潰れにくいので余分な水分が出づらく、一片の大きさもそろいやすい、というのが紹介されている利点です。
応用として、切れ目の間隔を1cmに広げれば粗みじん(あらみじん=大きめの粒に刻むこと)になる方法も紹介されていました。
キッコーマン公式・江口恵子さん式:くし切りにして重ねて刻む
キッコーマンのホームクッキングでも、料理家の江口恵子さんが同じ発想の切り方を紹介しています。
半分に切った玉ねぎを繊維に沿って放射状に薄いくし切り(くし形=レモンを切る時のような扇形の切り方です)にして、それを重ねて端から刻むというやり方。
公式記事では切れ目の幅の例として3mm程度が挙げられていて、切る幅=仕上がりのみじん切りのサイズになる、と説明されています。
また江口さんは、切ったときのサイズをそろえたほうが料理がおいしくなる、という点も強調されていました。
くし切りにしたものを刻むだけなので効率的で、薬味などで少量だけ欲しい時に必要な分だけ切れるのも利点なのだとか。
これ、地味にありがたいポイントなんです。定番の切り方だと、途中でやめると「切れ目だらけの中途半端な玉ねぎ」が残ってしまうので。
両方試してどっちが初心者向き?わたしの結論
似ている2つの方法ですが、わたしは両方試してみて、最初の1回はキッコーマン式(くし切り→重ねて刻む)のほうが迷いにくいと感じました。
くし切りは普段の料理でも登場する切り方なので、手が形を知っているんですよね。「くし切りにして、あとは束にして刻むだけ」と考えると、新しく覚えることがほぼありません。
一方できじま式は、半分のままの玉ねぎに放射状の切れ目を入れる分、慣れると手数がさらに少なくて速い。
なのでわたしの使い分けは「初回はくし切り式で感覚をつかむ→慣れたら放射状の切れ目式へ」。どちらも根っこは同じ「繊維に沿って扇形に切る」なので、好きなほうで大丈夫です。
認識の転換:「横の切れ目」は必須じゃなかった
わたしはずっと「みじん切り=縦と横に細かく切れ目を入れる作業」だと思い込んでいました。
家庭科で習ったあの手順が唯一の正解だと信じていたので、放射状カットを知った時は「え、あの一番苦手な工程、なくてよかったの…?」と拍子抜けしたくらいです。
実際に試した最初の1回は、斜めに刃を入れる角度に戸惑って切れ目の間隔もバラバラでしたが、ハンバーグ・そぼろ・ミートソースと3回ほど作るうちに手が覚えました。
タイマーで測ったわけではないので「何分短縮」とは言えないんですが、はっきり変わったのは途中で手が止まる回数が減ったこと。定番のやり方だと「横の切れ目」の前で毎回深呼吸していたのが、その関門自体がないんです。
面倒だったのはみじん切りそのものではなく「難しい手順のみじん切り」だった。これがこの記事でいちばんお伝えしたい気づきかもしれません。
SNSでも、最初は角度に戸惑ったけれど慣れたら元の切り方には戻れない、という趣旨の声を見かけます。最初の1〜2回のぎこちなさは、通過点だと思って大丈夫です。
玉ねぎで涙が出ない方法はある?冷やす・切れる包丁・換気
涙対策の結論は、「切る前に冷やす」「よく切れる包丁を使う」「換気する」の3つを組み合わせることです。
完全に防げると断定はできませんが、何もしないよりずっと楽になります。
涙のもとは?対策の理屈は「出しにくく・広げにくく」
玉ねぎには「硫化アリル」という成分が含まれると、キッコーマンの食材紹介ページに記載されています。涙や刺激のもととしてよく挙げられるのも、この仲間の成分です。
刺激成分は玉ねぎの細胞が壊れることで発生・拡散するとされているので、対策の理屈はシンプル。
キッコーマンの記事では、よく切れる包丁を使うと細胞が壊れにくく刺激を抑えられること、換気をすること、玉ねぎを冷やしておくとよいことが涙対策として紹介されています。
「壊しにくくする(切れる包丁)」「発生を抑える(冷やす)」「漂わせない(換気)」という3方向ですね。
冷やす時間の細かい目安は情報源によって幅がありますが、大事なのは時間の正確さより「切る直前まで冷蔵庫に入れておく」こと自体です。
疲れた日でもできる順に並べると
3つの対策を「疲れた日でも実行できる順」に並べると、こうなります。
- 冷やす:帰宅してすぐ玉ねぎを冷蔵庫へ。着替えている間に済む
- 換気:換気扇のスイッチを1回押すだけ
- 切れる包丁:日常の包丁研ぎが必要なので、余裕のある週末向け
「今日は涙と戦いたくない」という日は、冷やす+換気の2つだけでも試す価値があります。
ちなみに放射状カットは工程が少ないぶん玉ねぎと向き合う時間も短くなるので、切り方の変更自体が涙対策を兼ねてくれる面もありました。
みじん切りを楽にする道具は何がある?チョッパーの容量と選び方
「そもそも包丁を持ちたくない」という日のために、道具に任せる選択肢も整理しておきましょう。
みじん切りを助けてくれる道具は、大きく3タイプに分かれます。
| タイプ | 得意なこと | 気になる点 | 向いている人 |
|---|---|---|---|
| 手動チョッパー(ひも引き・ハンドル式など) | 電源不要で手軽。引く・回す回数で粗さを調整できる | 回数の加減に慣れが必要 | まず気軽に試したい人・少量派 |
| 電動チョッパー/フードプロセッサー | ボタンだけで大量処理。肉だねやペーストまで対応する機種も | 置き場所と、パーツを洗う手間 | まとめて仕込む人 |
| ハンドブレンダー+チョッパーアタッチメント | 1台でみじん切り・つぶす・混ぜるを兼ねられる | アタッチメント管理が必要 | スープなど用途が広い人 |
手動チョッパーの容量は500ml・900mlなどの展開が目安
手動チョッパーは、ひもを引くだけ、ハンドルを回すだけで容器の中の刃が回り、食材が刻まれていくタイプです。
容量の目安として、たとえばティファールの「ハンディチョッパー」シリーズを公式サイトで見ると、500ml・900mlのほか、450mlのドレッシング用途タイプなど、数百ml単位で複数の容量展開が確認できます。
公式の紹介では、ハンドルを引くだけで刻めること、電源不要でコンパクトなことが特徴として挙げられていて、餃子だねやハンバーグの下ごしらえのように「みじん切り+混ぜる」までを容器の中で完結させる使い方も提案されています。
まな板の上で刻まないので飛び散らず、目に刺激が届きにくいのも嬉しいところ。「散らかるのが嫌」という心理的ハードルが、容器の中で作業が完結するというだけでぐっと下がります。
容量ごとの正確な仕様は機種で違うので、最新の数値は必ずメーカー公式ページで確認してくださいね。
本文で触れたティファールのハンディチョッパーです。公式サイトで容量展開を見て気になった方は、実際の販売ページで大きさと付属品を確かめてみてください。
わたしが売り場で迷って、電動を見送った時の判断基準
正直に打ち明けると、わたしは家電量販店のチョッパー売り場で30分以上うろうろして、結局その日は何も買わずに帰ったことがあります。
電動タイプの「大量を一瞬で」にはものすごく心が動いたんです。でも最後に引っかかったのが、この2つでした。
- しまう場所:わが家のキッチンだと、電動は出しっぱなしにするか棚の奥かの二択。奥にしまった道具を疲れた日に出せる自信がなかった
- 洗うパーツの数:容器・ふた・刃と、洗い物が「包丁とまな板」より増える日がありそうだった
つまりわたしの基準は「性能」ではなく、疲れた日に出せるか・洗えるか。この基準だと、引き出しにしまえて電源もいらない手動タイプが、まず試す一歩として自分向きだと判断しました。
これはあくまでわたしの生活での結論なので、毎週ミートソースや餃子を大量仕込みする人なら、逆の結論になって全然おかしくないと思います。
電動タイプは「洗うのが面倒」問題とセットで考える
フードプロセッサーや電動チョッパーは、大量のみじん切りを一気に終わらせてくれる頼もしい存在です。
ただ、使っている人の声を見ていると、少量だと機械を洗うほうが面倒で結局使わなくなった、という趣旨の指摘は複数見かけます。
これは道具が悪いのではなく、道具と量の相性の問題。
「ハンバーグ1回分は包丁、ミートソースの仕込みなど大量の日は電動」のように、量で使い分けるのが現実的だと感じています。
電動の調理家電はみじん切り以外の下ごしらえもまとめて楽にしてくれるので、家電選びの考え方はまた別の記事でじっくり扱いたいテーマです。
選ぶ時は「容量」と「お手入れ」を公式ページで確認する
選ぶ軸の1つ目は、家族の人数と「一度にどれだけ仕込みたいか」に合う容量。少量派なら小さめ、まとめ仕込み派なら大きめ、という考え方です。
2つ目がお手入れのしやすさで、パーツを分解して洗えるかは公式ページの仕様欄で確認できます。
たとえばティファールの公式ページには、ふたの穴に水が入らないよう押さえながら洗うことや、つけ置き洗いをしないこと、といったお手入れ上の注意が具体的に書かれています。買う前にこういう記載を読んでおくと、「思っていた洗い方と違った」というがっかりを防げます。
刃の部分は細かい食材が残りやすいので、洗いやすさは「長く使い続けられるか」に直結します。ここを妥協すると「洗うのが嫌で使わなくなる」コースなので、わたしは道具選びで一番重視しているポイントです。

玉ねぎのみじん切りは冷凍保存できる?目安は約1カ月のストック術
刻む作業そのものを楽にするのが切り方と道具なら、刻む「回数」を減らすのが冷凍ストックです。
気力のある日に多めに刻んでおけば、平日の夜は袋から出すだけ。仕組みとしてはこれが一番効きます。
冷凍の目安は約1カ月。手順は3ステップ
キッコーマンの公式サイトでは、玉ねぎのみじん切りは冷凍保存がおすすめで、保存期間の目安は約1カ月とされています。
やり方はシンプルで、この3ステップです。
1. 使いやすい量ずつ、平らにラップで包む
2. ジッパー付き保存袋に入れて、空気を抜いて閉じる
3. 金属製のトレイに載せて冷凍庫へ(凍るまでの時間を短くでき、鮮度の低下も抑えられると紹介されています)
平らにしておくと、使う時にパキパキ折って必要な分だけ取り出せます。この一手間だけは、未来の自分のためにやっておく価値があります。
なお保存期間はあくまで目安です。色やにおいなど少しでも「あれ?」と感じたら、もったいなくても食べずに捨ててください。傷みのサインを「まだ大丈夫」の判定に使わないこと。ここだけは絶対に無理をしないでほしいところです。
冷凍すると「火の通りが早くなる」おまけ付き
江口さんの解説によると、冷凍すると細胞が壊れて水分が抜けるため火の通りが早くなり、あめ色玉ねぎも作りやすくなるのだそうです。
解凍せずそのまま加熱調理に使えて、辛味が抜けるという特徴もあるとのこと。
つまり冷凍ストックは「刻む手間の先送り」ではなく、「調理時間まで短くなる仕込み」なんです。
これを知ってから、わたしの中で冷凍みじん切りは「妥協」から「戦略」に格上げされました。罪悪感を持つ理由が、そもそも無かったんですね。
仕込みのタイミングは「ついで」に寄せる
冷凍ストックが続かない一番の原因は、「仕込みのための時間」をわざわざ取ろうとすることだと感じています。
おすすめは、放射状カットで夕飯の分を刻む日に、玉ねぎをもう半分だけ追加で刻んでしまう「ついで仕込み」。
ゼロから仕込みの時間を作るより、すでに包丁とまな板が出ている時に上乗せするほうが、圧倒的に腰が軽いです。
「余裕のある週末にまとめて」が理想ではありますが、理想の日はなかなか来ないので、わたしは「ついで」を基本にしています。
加熱してから刻む、という順番替えも
順番を逆にする発想もあります。
SNSでは、野菜をまとめて蒸し煮にしておき、柔らかくなったものを刻むと固い人参でも楽に切れる、という趣旨の声も見かけます。
生の固い野菜と格闘するより、柔らかくしてから刻むほうが力がいらないのは確かにその通り。
つくねやそぼろ、トマトソースなど加熱前提の料理なら、この順番替えも選択肢になりそうです。
そもそも刻まない日があってもいい?工程ごと消す選択肢
ここまで「楽に刻む方法」を紹介してきましたが、最後の選択肢は「今日は刻まない」です。
手を抜くのではなく、工程を外注する。これも立派な段取りです。
市販の冷凍みじん切り・カット野菜に頼る
スーパーの冷凍コーナーには、みじん切り済みの玉ねぎなどのカット野菜が並んでいます。
袋から出して炒めるだけなので、包丁もまな板も出さずにハンバーグやミートソースの下ごしらえが始められます。
「市販品に頼るのは手抜きかな」と最初は少し後ろめたかったんですが、考えてみれば刻む工程をプロに任せているだけ。
疲れて帰った日に食卓が回るなら、それがその日の正解です。
食材宅配・ミールキットなら「刻む」自体が存在しない
作る時間も気力もない日の選択肢として、カット済み食材が届くミールキットや食材宅配もあります。
必要な分だけカットされた状態で届くタイプなら、みじん切りどころか包丁を使う場面自体がほぼありません。
サービスごとの違いは語り出すと長くなるので別の機会に譲りますが、「刻む工程が最初から存在しない夕飯」という逃げ道を1つ持っておくと、心の保険になりますよ。
みじん切り不要のレシピに置き換える
献立側を変えるのも手です。
玉ねぎはすりおろしにする、きのこは手でちぎる、あえて粗い角切りでゴロッと食感を楽しむ料理にする…など、「細かく刻む」以外の形にしてしまえば、悩み自体が消えます。
前半で触れたとおり、放射状カットの切れ目の間隔を1cmに広げて粗みじんにする、という「細かさを1段ゆるめる」方向もあります。
細かさへのこだわりを手放すだけでも、作業はずいぶん軽くなります。

疲れた日のみじん切りの使い分け|気力別3パターンの判断基準
最後に、わたしが実際に迷ってたどり着いた「その日の基準」をお話しさせてください。
正直に言うと、以前のわたしは「ちゃんと包丁で刻んでこそ夕飯」とどこかで思い込んでいて、それが自分の首を絞めていました。
心が折れるポイントを先に知っておく
わたしの場合、心が折れるのは「帰宅後、まだ玉ねぎが丸のままだと気づいた瞬間」です。
刻む作業そのものより、「これから工程が5個ある」という見通しに気力を吸われるんです。
だから今は、折れる前に判断します。玄関を開けた時点で疲労が濃い日は、包丁コースを最初から候補から外す。
「がんばれるか試してから諦める」より、「先に諦めておく」ほうが、結果的に夕飯はスムーズに出来上がります。
気力別3パターンを、具体的な行動に落とすと
前半でお見せした気力レベルの目安を、行動レベルまで落とすとこうなります。
- 気力ゼロの日:冷凍ストックか市販のカット済みを使う。どちらも無ければ、みじん切り不要の献立に変更して「刻む」を今日の仕事から消す
- 少し余力がある日:放射状カットで、その日の分だけ刻む。玉ねぎを冷蔵庫に入れてから着替えるのをセットにする
- 余裕がある日:放射状カットやチョッパーで「ついで仕込み」をして、平らにした冷凍ストックを補充する
ポイントは、どの日を選んでも「ちゃんと夕飯は成立する」と自分に許可を出しておくこと。
100点の刻み方を目指すより、60点でも毎日回る仕組みのほうが、家族もお財布も助かります。
つまずきやすいのは「最初から全部やろうとすること」
切り方も道具も冷凍も、一度に全部導入しようとすると挫折しやすいです。
まずは次に玉ねぎを刻む日、放射状カットを1回試してみる。それだけで十分。
「思ったより楽だったな」と感じたら、余った半分を刻んで冷凍してみる。道具はその後で検討しても遅くありません。
小さく始めて、合ったものだけ残す。段取りはそのくらいゆるくていいんです。
まとめ:みじん切りが面倒なのは、あなたのせいじゃない
みじん切りがめんどくさいのは、工程・涙・片付けの負担が重なる作業だから。がんばりが足りないわけではありません。
対策はこの3つでした。
- 切り方を変える:放射状に切れ目→端から刻むだけの方法なら、包丁のままでも工程が減る
- 仕組みで減らす:気力のある日に「ついで」で多めに刻み、約1カ月を目安に冷凍ストック(公式表記より)
- 手放す:チョッパーなどの道具、冷凍カット野菜、ミールキットに工程ごと任せる
時間が少しある日は放射状カット、余裕のある日は冷凍仕込み、気力ゼロの日は刻まない選択。
どれを選んだ日も、食卓が回ればその日は合格です。今夜のあなたの気力に合う方法から、ひとつだけ試してみてくださいね。
よくある質問
みじん切りを一番楽にする方法はどれですか?
包丁を使う中で最も工程が少ないのは、放射状に切れ目を入れて端から刻む「放射状カット」です。そのうえで、量が多い日はチョッパーなどの道具、気力がない日は冷凍ストックや市販のカット済みと、その日の状況で切り替えるのが現実的です。
玉ねぎのみじん切りで涙が出ない方法はありますか?
完全に防げるとは断定できませんが、よく切れる包丁を使う・換気をする・切る前に玉ねぎを冷やしておく、という対策が公式情報で紹介されています。帰宅してすぐ玉ねぎを冷蔵庫に入れておき、切る直前に出すのが疲れた日でも実行しやすい方法です。
みじん切りした玉ねぎはどれくらい保存できますか?
キッコーマンの公式サイトでは、冷凍保存で約1カ月が目安とされています。平らにして小分け冷凍すると、使う分だけ折って取り出せて便利です。目安期間内でも、色やにおいに少しでも異常を感じたら食べずに処分してください。
この記事で参照した公式情報
本文の切り方・涙対策・容量の記載は、次のページの内容にもとづいています。仕様や掲載内容は変わる場合があるので、最新のページでご確認ください。
- レタスクラブ「きじま式 玉ねぎの爆速みじん切り」(きじまりゅうたさん)
- キッコーマン ホームクッキング「玉ねぎのみじん切りの驚くほど簡単な切り方」(江口恵子さん・涙対策も)
- キッコーマン ホームクッキング「玉ねぎ」(硫化アリル)
- ティファール公式「マルチみじん切り器(ハンディチョッパー)」


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